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VIPカーでボディーに塗装をする時に失敗しないコツとは

ベンツ

車の愛好家の中には、他者との差別化を図るために自分だけのオリジナルの車を求める人も少なくありません。こうしたこだわり派に人気となっているのがVIPカーです。

VIPカーで個性を出す上で重要なポイントの一つにボディーのカラーリングがあります。塗装というと専門家への依頼をイメージされがちですが、正しい手順を踏めば自宅で塗ることもできます。塗装における最初の大事な作業がボカシです。
初心者はいきなりカラーリングを吹き掛けてしまいがちですが、そのままではペイント剤の白いザラザラが表面に残って汚くなってしまいます。ボカシ剤はこのザラザラの発生を最小限に抑えて、仕上がりを良くするために必要となるのです。

ボカシによるコーティングを隅々まで行ったら次は本格的な塗装作業に入ります。カラーペイントによる塗装は、ボカシ剤が乾かないうちに行うのがコツです。上塗り作業というと先に塗った物を乾かしてからというのが一般的ですが、ボカシ剤は乾燥してしまうと本来の力を発揮することができなくなります。そのため、間を開けずに速やかに行わなければいけません。カラーペイントはゆっくりと平行に動かしながら数回に分けて吹き掛けるのが基本です。この時に厚塗りをしてしまうと、出来上がりにムラができてその部分が悪目立ちをしてしまいます。噴射する量と動かすスピードを一定に保つようにすることが大切です。

全体にくまなくカラーペイントを施したら、最後にもう一度ボカシ剤を吹き掛けて完了となります。